日本教育フォーラムでも良く講座を受けておりましたが、今回も化学についてです。
基礎勉強が何よりも大事だとお伝えしてきた化学の勉強法についてですが、基礎勉強には教科書が一番友効果的です。というのも、教科書は文部科学省が抜け漏れなく体系的に書かれているので、読めば読むほど知識が体系的に入ってくるように作成されているからです。

よく、問題集をたくさん解いて学力アップを図る方法も聞きますが、化学においては、問題集で学習すると知識がバラバラに入ってきてしまい、バラバラに入った知識はそれを関連づけたりするのが難しく、教科書で線でつながった学習をした人との差が大きく乖離します。なので、まずはとことん教科書を読み、その後基礎問題集の反復が化学の勉強のベースとなります。

基礎が自分なりに固まってきたら、ここで初めて応用問題にトライしてみましょう。ただ本当に基礎が十分できてから初めてください。入試で合格点を取るレベルだったら、東大・私立医学部でも基礎問題集レベルで問題ありません。焦る必要はないので、本当に化学の基礎が全部わかった状態で次に進みましょう。


応用問題としておすすめなのは、大学の過去問が含まれているような問題集がいいでしょう。多くの学校で高校3年に配られる『化学の重要問題集』が特におすすめです。 

この化学の問題集は、都内の開成高校・筑駒・駒東といった私立名門校を始め公立・私立を問わず多くの高校で演習用の問題集として使われており、多くの人が使っている問題集が一番効果があります。


次回は応用問題を始めた以降の勉強法のコツを伝授していきます。