前回に引き続き漢字の勉強法について書いていますが、読みの訓練が終わったら、書きの練習をはじめましょう。書きの時にはただ作業となってひたすら書くなんてノルマ的な勉強の方法は無意味ですので、注意しましょう。自分の好きな色、好きなペンを使って、きれいな字を一度丁寧に書くようにしましょう。漢字のバランス、パーツごとに意識して文字を書くことでしっかりと形が頭に入っていきますので、無意識で10回書くよりも断然1回だけでも丁寧に対応するのがベストといえます。また、漢字を覚える際には意味や例文も併せて覚えるようにするのが効率的です。

意味を知ることで漢字の部首を無意識に覚えたり、例文をしっかりと認識することで、意味使い方など多方面からその漢字を知ることができ、知識の定着につながるからです。

また、同音同異義語などはまとめて覚えるのもお勧めです。

一つ一つ覚えるよりも、比べて覚えることで意識しやすくなりますし、1度の勉強で23この漢字が一同に覚えられるので画期的です。そのため、受験勉強から外れるように思うかもしれませんが、同音異義語の辞典などを読むのも個人的にはお勧めです。

また、漢字をある程度覚えてきたらテスト形式でどんどん問題を解いていくようにしましょう。テストで実際にでてくるような方法で勉強するというのはどの教科でも大事なことになりますので、ある程度基礎を固めたらあとは実践あるのみです。また、良く日本教育フォーラムの講師に言われていたのが、漢字は書き順が大事だということです。書き順は一番きれいにかけて、一番書きやすい順番になっていますので、書き順を守って書くことできれいな漢字を認識できるようになると言っていました。

作業のようにひたすらやるのではなく、しっかりと意識をもって効率よくたくさんの漢字を覚えましょう。