私が通っていた小学校では6年間毎日音読の宿題がありました。子供のときは何で毎日音読しなくちゃいけないんだよ。と疎ましく思っていました。実際に、毎日5年のある時、毎日毎日同じような文章を読むのが苦痛で音読しましたと親になりすましてサインを代筆してしまったこともあるほどです。でも、先日お話を聞いた小学生向けの塾を経営されている方のお話を聞いて音読が大事なものだったのだと気づきました。

音読をすることで、文節でしっかり切ることができるようになり、言語理解が深まるのだそうです。文字情報と言語の情報をしっかりとできないと大学受験の時に長文読解にかなり苦労をしてしまいます。毎日の積み重ねが大事なんだと大人になって気づきましたが、自分の子供には音読しっかりやらせたいなと思いました。

また、勉強ができない子供の特徴としては、自分で考えられない思考力の低い子と言われています。勉強するときも親がとなりに座って、すぐにあれこれ口を出してしまうのではなく、考えさせる時間が子供の成長に繋がっているのです。そのため、子供の話はちゃんと最後まで聞くこと、適宜質問をすることで、子供はしっかりと頭を使って考え、情報をまとめようとするようになります。これができないと覚えたことを忘れる速さも早くなってしまい、小学生くらいまでは単元ごとにテストをやるので、覚えていてテストもそこそこの点数が取れていたけど、中学生になって、学期末のテストまでに最初の頃にならったことをすべて忘れてしまっていて一気に勉強ができないレッテルをはられてしまう子も少なくないと言っていました。子供の話を聞く。子供が自ら話をするような質問を投げかける。これは育児するうえでとっても大事になりそうですね。